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介護予防が必要になるのはどんなとき?公的サービスについても解説

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介護予防は65歳以上の方が特に意識をするべき、健康や身体機能を維持し、要介護状態にならないための取り組みです。介護予防の取り組みはフレイルやロコモ、サルコペニアといった要介護直前の状態を防げるだけでなく、そういった状態の改善にもつながります。

この記事では、介護予防がなぜ必要なのか、どのようなサインが出たときに特に注意が必要か、そして公的な介護予防サービスの概要について解説します。また、日常生活で誰でも簡単に取り組める介護予防の方法も紹介しているため、ご自身や家族の体調が気になる方はぜひこの記事を参考にしてください。

1. 介護予防とは

ストレッチする高齢者と介護職員

介護予防とは、健康や身体機能を維持する取り組みを通し、要介護状態の発生を防いだり遅らせたりする行為です。すでに要介護状態にある高齢者が症状の軽減や悪化防止に努めることも含みます。

介護予防が目指しているのは、単に高齢者の運動機能の維持向上や栄養状態の改善だけではありません。高齢者が自立した生活を送ることができ、したいことにやりがいを持って取り組めるよう支援し、生活の質を上げる目的で行われます。

高齢者人口の増加に伴い、介護予防の重要性が増しています。介護が必要になる前に、一人ひとりが加齢に伴う心身の変化を意識して健康な状態の維持に努めるのが大切です。

介護予防のセルフチェック方法

厚生労働省では、高齢者の生活機能の状態を簡単に評価できる「基本チェックリスト」を公開しています。25項目の質問に「はい」「いいえ」で回答することで、高齢者が自らの生活や健康状態を振り返り、衰えている部分がないか判断できる質問シートです。

 

No.

質問項目

回答

(いずれかに○をお付け下さい)

1

バスや電車で1人で外出していますか

0.はい

1.いいえ

2

日用品の買い物をしていますか

0.はい

1.いいえ

3

預貯金の出し入れをしていますか

0.はい

1.いいえ

4

友人の家を訪ねていますか

0.はい

1.いいえ

5

家族や友人の相談にのっていますか

0.はい

1.いいえ

6

階段を手すりや壁をつたわらずに昇っていますか

0.はい

1.いいえ

7

椅子に座った状態から何もつかまらずにたちあがっていますか

0.はい

1.いいえ

8

15分くらい続けて歩いていますか

0.はい

1.いいえ

9

この1年間に転んだことがありますか

1.はい

0.いいえ

10

転倒に対する不安は大きいですか

1.はい

0.いいえ

11

6ヵ月間で 2~3kg 以上の体重減少がありましたか

1.はい

0.いいえ

12

身長  cm  体重  kg(BMI=       )

13

半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか

1.はい

0.いいえ

14

お茶や汁物等でむせることがありますか

1.はい

0.いいえ

15

口の渇きが気になりますか

1.はい

0.いいえ

16

週に1回以上は外出していますか

0.はい

1.いいえ

17

昨年と比べて外出の回数が減っていますか

1.はい

0.いいえ

18

周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあるといわれますか

1.はい

0.いいえ

19

自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか

0.はい

1.いいえ

20

今日が何月何日かわからない時がありますか

1 はい

0.いいえ

21

(ここ2週間)毎日の生活に充実感がない

1.はい

0.いいえ

22

(ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった

1.はい

0.いいえ

23

(ここ2週間)以前は楽にできていたことが今ではおっくうに感じられる

1.はい

0.いいえ

24

(ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない

1.はい

0.いいえ

25

(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

1.はい

0.いいえ

(注(BMI(=体重(kg(  ÷  身長(m(  ÷  身長(m((が 18.5 未満の場合に該当とする。

(引用:厚生労働省「基本チェックリスト」 引用日2024/04/13)

上記リストは、高齢者に起こりやすい以下のようなリスクを判別するものです。

基準

考えられるリスク

1~20のうち10項目以上に該当

生活機能全般に問題あり

6~10のうち3項目以上に該当

運動機能の低下

11・12のどちらにも該当

低栄養状態

13~15のうち2項目以上に該当

口腔機能の低下

16・17のうち16に該当

閉じこもり

18~20のうち1項目以上に該当

認知機能の低下

21~25のうち2項目以上に該当

うつ病

(出典:厚生労働省「介護予防マニュアル改訂版」

基本チェックリストでリスクがあると判断された場合、行政が提供する介護予防サービスを利用できる可能性があります。自分や周囲がチェックして該当するリスクがあると判明した場合は、自治体や地域包括支援センターに相談しましょう。

 

2. 介護予防が必要になる兆候「フレイル」

体の痛みを感じる高齢者

フレイルとは、年を取って心身が衰え、日常生活動作が低下した状態を指す言葉です。健康と要介護のちょうど中間に位置する状態で、早めに対策すれば健康な状態に戻れる可能性があります。

ただし、本人に自覚がないケースも少なくありません。高齢者の場合、フレイルを放置すると要介護状態に進む恐れが高いため、自身や周囲が気付いて適切に対策することが重要です。

以下では、フレイルの症状や起こる原因などについて解説します。

フレイルを見分ける症状

フレイルかどうかを見分ける指標として、日本版フレイル基準があります。国際的によく用いられる評価基準を日本人向けに修正したものです。

項目

評価基準

体重減少

6か月で2kg以上の(意図しない)体重減少

(基本チェックリスト#11)

筋力低下

握力:男性<28kg、女性が<18kg

疲労感

(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

(基本チェックリスト#25)

歩行速度

通常歩行速度<1.0m/秒

身体活動

1.軽い運動・体操をしていますか?

2.定期的な運動・スポーツをしていますか?

上記の2つのいずれにも「週に1回もしていない」と回答

(引用:健康ひょうご21県民運動ポータルサイト「日本語版フレイル基準(J-CHS基準)を改定(国立長寿医療研究センター)」 引用日2024/04/13)

上記の5つの項目のうち、3つ以上に該当するとフレイルと判断されます。1つか2つ該当する場合は、プレフレイル(フレイルの前段階)です。
  

フレイルの原因

フレイルは、身体的要素・精神的心理的要素・社会的要素で構成されます。各要素の内容は以下の通りです。

身体的要素

  • 筋力や足腰の衰えなど身体機能が低下する
  • 心臓や呼吸器、消化器など臓器の機能が低下する
  • 咀嚼や嚥下など口腔機能が低下する

(口腔機能の低下は特にオーラルフレイルと呼ぶこともある)

精神的・心理的要素

  • 判断力や認知機能が低下する
  • 生きる気力や何かに取り組む意欲が減退する
  • うつ状態や不安が続く
  • 不眠になる

社会的要素

  • 1人暮らしで人と接する機会がほとんどない状態が続く
  • 1人暮らしで食生活のバランスが崩れる
  • 経済的に困窮している、歩くのが億劫などの理由から家に引きこもった状態が続く

上記3つの要素が絡み合い、日常生活動作の低下や生活機能障害などが起こります。フレイルの進行を予防するには、3つの側面から総合的に判断して適切な対策を講じることが欠かせません。中でも社会的要素は気付きにくいため、特に注意が必要です。
  

フレイル以外にも注意すべき「ロコモ」「サルコペニア」

高齢者の生活では、フレイル以外にもロコモ(ロコモティブシンドローム)やサルコペニアといった状態に注意する必要があります。

ロコモ

骨や関節、筋肉、神経といった身体を動かすために必要な運動器に障害が起こり、立ったり歩いたりする機能が低下した状態を指します。すでにロコモの状態であっても、ほとんど自覚症状がないケースも少なくありません。

ロコモが進むと身体的フレイルが起こり、放置していると介護が必要になるリスクが高まります。ロコモを予防するには、日ごろから適度な運動を続けることが大切です。すでにロコモに陥っている場合も、運動習慣によって改善・対策できる可能性があります。

(出典:日本整形外科学会 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト「ロコモを知ろう」

サルコペニア

加齢によって筋肉量が減り、筋力や身体機能が低下した状態を指す用語です。加齢が主な原因ではあるものの、活動不足や生活習慣病などの病気、栄養不足なども関係します。

サルコペニアになると歩く行為がだんだん面倒になり、活動量が低下し、より筋力が衰える悪循環が起こりやすくなります。放置すると歩行困難になる恐れもあるため、早期に気付いて適切に対処することが重要です。

予防には、良質なタンパク質をはじめとする適切な栄養の摂取と適度な運動習慣が有効です。

(出典:厚生労働省e-ヘルスネット「サルコぺニア」

 

3. 公的な介護予防サービスの一覧

体操する高齢者夫婦

介護予防サービスとは、現在の状態の悪化や要介護状態の発生を防ぐことを目的として、高齢者の生活を支援する公的サービスです。さまざまな種類があり、基本的に要支援1や要支援2に認定された高齢者が利用できます。

利用にあたっては、まずは住んでいる地域にある地域包括支援センターへ相談した上で、要支援・要介護認定を受けると利用できます。認定されなかった場合も、身体の状態や環境に応じて利用可能なサービスを紹介してもらえるでしょう。

以下では、主な介護予防サービスを紹介します。

一般介護予防事業

一般介護予防事業は、高齢者が他者とのつながりを感じられ、仮に要介護状態になっても生きがいを持って生活できる地域づくりを目指す事業です。以下の5つの事業があり、要介護度に関係なく、第1号被保険者のすべての方が利用できます。

介護予防把握事業

基本チェックリストの使用などにより、支援が必要な高齢者を把握し介護予防活動につなげる事業です。保健師が自宅を訪問して相談にのってくれる、などのサービスを受けられます。

介護予防普及啓発事業

介護予防の基本知識の普及を目的とする事業です。介護予防に関する相談会や講習会などに参加できます。

地域介護予防活動支援事業

各自治体が健康に効果があると認めたプログラムを実施する事業です。健康づくりのための体操教室や、健康に配慮した食事の配食サービス、地域の交流会などが含まれます。

一般介護予防事業評価事業

介護予防事業のプログラムに沿って適切にサービスを提供しているかを評価する事業です。直接サービスを受ける側には関係ないものの、サービスの質向上の点で大切です。

地域リハビリテーション

活動支援事業

リハビリテーション専門職などが地域包括支援センターと連携して、地域で行う介護予防の取り組みを支援する事業です。担当ケアマネジャーなどの介護にかかわる方が情報を交換し、最適な支援をするために行われます。

(出典:厚生労働省「一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会取りまとめ(参考資料)
 

介護予防サービス

介護予防サービスは、高齢者が自立した生活を送るために必要な身体機能の維持・向上や改善を目的とするサービスです。ここでは、要支援1か2の認定を受けた方が利用できるサービスを紹介します。

【自宅で受けられるサービス】

介護予防訪問入浴介護

高齢者宅を訪問し、持ち込んだ浴室で入浴の介助をするサービスです。

介護予防訪問看護

看護師などが高齢者宅を訪問し、床ずれの手当などを行うサービスです。

介護予防居宅療養管理指導

医師や歯科衛生士など医療の有資格者が高齢者宅を訪問し、療養上必要な指導をするサービスです。

【施設で受けられるサービス】

介護予防通所リハビリテーション

介護老人保健施設や病院、診療所などの施設を訪れた高齢者に対し、機能訓練を実施するサービスです。

介護予防短期入所生活介護

介護老人福祉施設に短期間入所した高齢者に対し、食事・入浴などの生活援助や機能訓練を実施するサービスです。

介護予防特定施設入居者生活介護

指定を受けた有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などで、高齢者に日常の生活支援や機能訓練を実施するサービスです。

そのほかにも、福祉用具がレンタルできる「介護予防福祉用具貸与」などさまざまなサービスがあります。
  

地域密着型介護予防サービス

地域密着型介護予防サービスは、高齢者が住み慣れた地元で生活し続けられることを目的として提供されるサービスです。

介護予防認知症対応型通所介護

老人デイサービスセンターなどの施設で、軽度の認知症の方を対象に入浴や排泄などの介護、健康状態の確認、リハビリなどを実施するサービスです。

要支援1か2で、認知症の症状がある方が受けられます。

介護予防小規模多機能型居宅介護

介護が必要な高齢者に対し、心身機能の維持と回復を目的として入浴や排泄などの介護、リハビリなどを実施するサービスです。直接自宅を訪問する以外に、通いや泊まりの施設でもサービスを受けられます。

要支援1・2の方が利用できます。

介護予防認知症対応型共同生活介護

認知症の方に向けてグループホームでの生活や各種介護を提供するサービスです。

要支援2以上の方が利用できます。

介護予防支援

要支援1・2の認定を受けた方が、自宅で必要な介護予防サービスを受けられるようケアプランを作成したり、関係各所に連絡したりするサービスです。自宅に住んでいる方のほか、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を利用している方も支援の対象となります。

ケアプラン作成

地域包括支援センター(介護予防支援事業所)の職員やケアマネジャーが高齢者の方の生活環境や心身の状態、本人・周囲の希望を考慮して利用計画を立てます。

サービス事業者への連絡と調整

利用計画に基づき、必要なサービス事業所や施設に連絡を入れ調整します。

(出典:厚生労働省「居宅介護支援・介護予防支援」2ページ

地域包括支援センターもしくは介護予防支援事業所の指定を受けた居宅介護支援事業所が支援を担当します。地域包括支援センターから居宅介護支援事業所に委託する場合もあります。

  

4. 介護予防サービスを受ける流れ

介護予防サービスの利用を希望する場合の基本的な流れは以下の通りです。

1

住んでいる自治体の窓口や地域包括支援センターで相談し、要介護認定を申請する

2

市町村の職員や調査員が自宅や施設を訪問し、認定調査を実施する。市町村の依頼を受けて、かかりつけの医師が心身の状態についての意見書を作成・提出する

3

コンピューターによる一次判定・介護認定審査会による二次判定を経て要介護度が決定する

4

要支援1・2の場合は地域包括支援センターもしくは介護予防支事業所の指定を受けている居宅介護支援事業所に相談し、利用計画を立ててもらう

5

ケアプランに基づき、必要なサービスを利用する

(出典:厚生労働省「介護事業所・生活関連情報検索」

なお、要介護認定を受けて非該当となった場合も、地域介護予防活動支援事業などの一般介護予防事業を利用することは可能です。

 

5. 自分でもできる介護予防の方法

鏡を見ながら歯を磨く高齢者

フレイルやサルコペニアと診断され、元気に活動できない状態にならないためには、日々の生活で予防することが大切です。65歳以上になったら、自分でも意識して介護予防に努めましょう。

ここでは、自分でできる介護予防の方法を紹介します。

バランスのとれた食事をとる

食事は身体作りの基本です。しっかり食べない限り、元気になりません。また、食事が偏ると栄養バランスが崩れ、筋力や体力の衰えにつながります。食事で炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維をバランスよく摂取することが大切です。バランスのとれた食事を1日3食しっかり食べるようにしましょう。

麺類や丼物などの一品ですませるのではなく、以下を意識して主食・主菜・副菜がそろった定食形式にすると、栄養バランスが整いやすくなるためおすすめです。

  • 主食:ご飯、パン、麺類などで主に炭水化物を摂取する
  • 主菜:肉類、魚介類、卵、大豆などで主にタンパク質や資質を摂取する
  • 副菜:野菜や海藻類などで主にビタミン、ミネラル、食物繊維を摂取する
  • その他:乳製品などで不足する栄養素を補う

適度な運動習慣をつける

運動する習慣がないと、加齢に伴って全身の筋肉量は減少します。筋力や体力が低下して疲れやすくなり外出が億劫になると、次第に社会との関わりが希薄になり孤立しやすくなるため、注意が必要です。

加齢で体力や筋力が落ちても適度な運動を続ければ回復します。フレイルに陥る前に運動習慣をつけましょう。ただし、無理して辛い運動をこなす必要はなく、日ごろの行動にひと工夫するだけでも意味はあります。たとえば、いつもより1駅余分に歩いたり、スーパーでカートを使わずカゴを持って買い物したりするだけでも運動になります。

地域で体操やヨガなどの教室を実施している場合は、参加するのもおすすめです。運動になるだけでなく、近隣の方と交流する機会も持てます。
 

お口の健康を整える

年をとると、次第に口腔機能が衰えます。嚥下や咀嚼機能が低下すれば、食べられるものが偏り、栄養バランスが崩れて体力や筋力の低下につながります。食べる楽しみも減るでしょう。口腔機能の低下によって話がしづらくなれば、他者とのコミュニケーションもうまくとれなくなる恐れもあります。

口腔の健康は健やかな生活に直結しています。毎食後に丁寧に歯磨き・うがいをして、口の中を清潔に保つよう心がけましょう。入れ歯の場合は、専用の洗浄剤でのお手入れが不可欠です。

また、セルフケアだけでなく、定期的に歯科に通って口の中の状態をチェックしてもらいましょう。定期的に歯科検診を受けて虫歯や歯肉炎などの疾患が見つかれば、早期に治療を開始でき、治るのも早くなります。
 

社会とのつながりを保ち続ける

社会との関わりが薄く、大半の時間を家で過ごす生活をしている高齢者は、外部から新鮮な刺激を受ける機会がほとんどありません。楽しみが少なく気持ちが晴れない状態が続くと、精神的に不安定になり、うつや認知症を発症しやすくなります。

運動量が減ると筋力が低下し、さらに身体を動かさないため食べる量が減り栄養バランスが崩れるなど、社会との関係が希薄になることは心身にさまざまな悪影響を及ぼします。

反対に、社会との接点があり他者と接する機会が多い方は認知機能が低下しにくいため、社会とのかかわりを保ち続けるのが大切です。趣味の会やボランティアに参加するなど外出の機会を積極的に設けるとよいでしょう。外出して活動すると気持ちにハリが生まれるだけでなく運動になり、筋肉の衰えを防げます。

 

まとめ

散歩する高齢者夫婦

65歳を越えたなら、介護予防を意識して健康状態の維持に努めるのが大切です。国は公的な介護予防サービスを提供しており、介護保険を利用すればさまざまなサービスを利用できます。まずは自治体の窓口や地域包括支援センターに相談し、自分がサービスを受けられるかどうかをチェックしてもらうとよいでしょう。

また、自分でも取り組める介護予防として、バランスの取れた食事を続け、適度に運動を習慣化するのが重要です。歯が健康だと体が衰えにくくなるため、歯磨きを忘れず、定期的に歯科に通ってください。趣味の集まりやボランティアに参加し、老後の生活にメリハリをつけるのもおすすめです。

 


参考URL

厚生労働省「第1章 介護予防について」
厚生労働省「基本チェックリスト」
健康長寿ネット「フレイルとは」
厚生労働省「介護保険の解説 -サービス編 -」
厚生労働省「介護予防・日常生活支援総合事業のサービス利用の流れ」
厚生労働省「介護予防・日常生活支援総合事業の基本的な考え方」
東京都福祉局「東京都介護予防・フレイル予防ポータル」
厚生労働省「介護予防マニュアル改訂版」

※当記事は2024年4月時点の情報をもとに作成しています

監修

北海道介護福祉道場あかい花・代表/あかい花介護オフィス CEO

菊地 雅洋

北海道介護福祉道場あかい花・代表/あかい花介護オフィス CEO

菊地 雅洋

社福の総合施設長から独立後、現在はフリーランスとして介護事業者の顧問指導・講演講師などを行っている。

社福の総合施設長から独立後、現在はフリーランスとして介護事業者の顧問指導・講演講師などを行っている。

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